第24号(2020.11)
- 田村正資
- メルロ=ポンティのグールヴィッチ批判――知覚対象の同一性と実在性の意識をめぐって
- 山本りりこ
- ジュール・ラニョー「知覚についての講義」における聴覚の位置付けとその機能
- 柴田登紀子
- 気功の現象学――ゆるみと解放の実践より――
- 川崎唯史
- メルロ=ポンティの倫理学とボーヴォワール
- 酒井麻依子
- 『第二の性』を読むメルロ=ポンティ
- 杉藤雅子
- メルロ=ポンティとボーヴォワールにおける身体とセクシュアリティ
- グイド・クジナート
- 「愛の秩序」の精神病理学と「あいだ」の精神病理学--マックス・シェーラーの現象学的パースペクティヴから (訳:久冨峻介、横山陸、前書:加國尚志)
第23号(2019.11)
- 柿沼美穂
- 人間における言語とmovementの関係-ダンスの指導事例の比較検討とその考察
- 三笠雅也
- 投影同一視はどのような現象なのか?-BPDをメルロ=ポンティの〈身体論〉から考察する
- 佐野泰之
- 「言語の文学的用法の研究」の射程-メルロ=ポンティのヴァレリー読解とスタンダール読解が示すもの
- 森本淳生
- 『若きパルク』とメルロ=ポンティのヴァレリー講義
- 片岡大右
- 「人間であるとはひとつの党派である」とはどういうことか?-メルロ=ポンティのスタンダール論を読むために
第22号(2019.2)
- 猪股無限
- 運動知覚のシンボリズム―1952年-1953年度講義「感覚的世界と表現の世界」を中心として
- ダリシエ, ミシェル
- 「詰まった意識」と「べとついた意識-『知覚の現象学』第二部における意識の問題
- 村瀬鋼
- 「自分が身体であるというこの唯一の事実から我々が自分の身体について持つこの特異な知」-手袋のなかの手について
- 國領佳樹
- メルロ=ポンティの実在論的現象学-グールヴィッチとの隔たり
- 横山陸
- 生態学的現象学の源泉としてのマッハ、ゲシュタルト心理学、シェーラー―メルロ=ポンティとシェーラーの比較研究に向けて
第21号(2017.9)
- 竹谷美佐子
- 舞踊の稽古における間身体性の考察 ー 身体の同調・同期をつうじた技法の獲得
- 酒井麻衣子
- メルロ=ポンティとG・ゲクス ー ソルボンヌ講義における「遺棄神経症」解釈
- 澤田哲生
- メルロ=ポンティとワロン ー 超-事物をめぐって
- 河野哲也
- 知覚の扉は開き、一切の欲は解消したか
- 檜垣立哉
- 欲動について ー ドゥルーズの〈欲動イマージュ〉を手がかりに
- 福田肇
- ナルシシズムとリビドー的身体 ー Narcissisme et corps libidinal
- DALISSIER, Michel
- Le désir de Merleau-Ponty
第20号(2016.9)
- 川崎唯史
- 英雄と逃走 ー メルロ=ポンティにおける二つの自由
- 小手川正二郎
- 「女性的な」身体と「男性的な」身体 ー メルロ=ポンティとレヴィナスからフェミニスト現象学を再考する
- 伊藤泰雄
- メルロ=ポンティと十七世紀 ー メルロ=ポンティ・サークル大会 シンポジウム 要旨
- 合田正人
- スピノザ主義の深淵を前にして ー メルロ=ポンティの「スピノザ」
- 山口一郎
- メルロ=ポンティの「肉」とフッサールの「受動的綜合」
第19号(2015.9)
- 酒井麻依子
- 現れる他者・消える他者 - ソルボンヌ講義「他者経験」をめぐって
- 佐野泰之
- メルロ=ポンティにおける〈語られた言葉〉の問題
- 小倉拓也
- 担われなければならない肉 - 故メルロ=ポンティへの老ドゥルーズの最後の一瞥をめぐって
- 赤阪 辰太郎
- サルトルを読むメルロ=ポンティ - 『文学とは何か』をめぐって
- 西岡けいこ
- 「絵画の媒体性」と「まなざしの歴史性」 - 『眼と精神』の構造
- 合田正人
- 「肉」と「器官なき身体」
- 澤田哲生
- ほつれと浸食 - 後期メルロ=ポンティの思索のはじまりと展開について
- 加賀野井 秀一
- ゲシュタルト概念の変遷から見るメルロ=ポンティ研究の流れ - 知覚・時空間・言語・記号・肉
第18号(2014.9)
- 小嶋洋介
- 鏡の丸い眼 - 『眼と精神』に呈示される〈鏡〉の存在論的パースペクティヴ
- 山倉裕介
- 領野は超越論的か
- 竹谷美佐子
- 踊における運動生成の考察 - 知覚の現象学を手がかりとして
- 川崎唯史
- 社会的な生の悲劇 - メルロ=ポンティにおける社会性の問
- 河合翔
- 「障害と身体の現象学」という可能性 - 当事者が語る脳性まひの身体論
- 廣瀬浩司
- 次元の開けとしての制度化 - メルロ=ポンティの歴史論
- 野間俊一
- 外傷と解離における受動性について
- 加國尚志
- メルロ=ポンティとフロイト - 一九五四‐一九五五年講義「受動性」を中心に
- 亀井大輔
- デリダとメルロ=ポンティにおける制度(化)の問題
- Luca VANZAGO
- Passivity and Time – On Merleau-Ponty’s Lectures on Passivity
第17号(2013.9)
- 佐藤愛
- 無意識における明るさの問題 - E.ミンコフスキーとメルロ=ポンティ
- 柿沼美穂
- 認知バイアスと身体図式 - 人間の認知と身体の関係についての試論
- 玉地雅浩
- 半側空間無視の人はパースペクティブを失うことは出来るのか - メルロ=ポンティの眼差しから考える
- 澤田哲生
- メルロ=ポンティと反遠近法の現象学
- 國領佳樹
- 有意味性の現象学 - メルロ=ポンティとレヴィナスの対立点
- 小手川正次郎
- レヴィナスの「知覚の現象学」 - 『全体性と無限』におけるメルロ=ポンティとの対話
- 佐藤義之
- 「肉」に「外」はあるか
- 村瀬鋼
- メルロ=ポンティとレヴィナス - 身体を考える二つの仕方
- Michael Gillan Peckitt
- My Body is a Prison : Investigating Disability in Philosophy with Maurice Merleau-Ponty and Emmanuel Levinas
第16号(2012.9)
- 山下尚一
- 持続のリズムと歴史のリズム - ベルクソン、ペギー、メルロ=ポンティの時間論
- 重野豊隆
- 「プラセボ反応」についてのひとつの現象学的考察
- 西村ユミ
- 時間経験と看護実践の編成 - 新人看護士の実践に注目して
- 稲原美苗
- 痛みの現象学 - 身体化された語り
- 守田美奈子
- 看取りのケアと間身体性
- 廣瀬浩司
- 実存・無意識・制度 - メルロ=ポンティの正夢論の意義
- 本郷均
- メルロ=ポンティと二分法
第15号(2011.9)
- 岩崎陽子
- 交換の伝播 - 美的感性論拡張の可能性
- 小嶋洋介
- 鏡と渦動 - 《自然の存在学のために》メルロ=ポンティとレオナルド・ダ・ヴィンチ
- 八幡恵一
- 意味と歴史 - メルロ=ポンティにおける二つの歴史性
- 國領佳樹
- メルロ=ポンティにおける注意の現象学
- 大野一道
- ミシュレの革命観 - メルロ=ポンティによる引用から考える
- 安永愛
- ヴァレリーとレオナルド・ダ・ヴィンチ
- エマニュエル・ドゥ・サントベール (北村晋訳)
- 「肉は鏡の現象である」、誤解されている命題の出処と意味